恋のクンビア/弘田三枝子

さて、今回取り上げますのは、弘田三枝子さんの「恋のクンビア」です。

弘田三枝子さんといえば1960年代から活躍する往年の名シンガーですが、リアルタイム世代でない私が弘田三枝子さんの歌声を初めて聴いたのは、それからずっとあとの90年代に入ってからのことでした。その頃「ハイヒール」という、まるで白昼に見る奇妙な悪夢のようなストーリーのスペイン映画があったのですが、どういうわけかわかりませんが、その劇中で使われていた曲を日本語でカバーなさっていたのが弘田三枝子さんでした。当時はそのパンチの効いた歌声もさることながら、まぶたの裏に焼きつくような超個性的なルックスにもどぎもを抜かれたものです・・・。
それはさておき・・・

本題の「恋のクンビア」ですが、これは弘田三枝子さんの1960年(昭和40年)のヒット曲で、当時のラテン歌謡ブームの火付け役にもなった曲だそうです。
随所にトロピカルなサルの鳴き声のようなラテン音楽特有のかけ声が散りばめられていたりとなかなかどうして本場さながらのアレンジです。なんといいましょう・・・異国の多種多様な音楽を貪欲に吸収しようとしていた時代のアグレッシブ感といいますか、躍動感みたいなものが伝わってくるような感じがしてとてもいいです。

ともあれ「クンビア」とはいったい何ぞやということですが、これはいわゆるサルサだとかサンバなどといったラテンのリズムのなかまの一つで、わりかしゆったりめの4分の2拍子が特徴のコロンビア生まれのリズムのことなんだとか。といわれても、リズム素人の私には何がなんだかさっぱりなのですが、こういうときはそのジャンルの代表的な曲を聴いてみるのがてっとり早い!ということで、調べてみたらありました。
「La Colegiala (ラ・コレヒアーラ)」という「クンビアといえばこの曲!」というぐらい世界的に有名な曲だそうです。その昔ネスカフェのCMにも使われた曲なんだとか。

「La Colegiala (ラ・コレヒアーラ)」- YouTube


なるほどこれがクンビアリズム・・・。体が自然とウキウキとしてきます。

弘田三枝子さんはこの「恋のクンビア」をひっさげて、昭和40年の紅白歌合戦にも出場していますが、当時の映像が動画サイトにあったので見てみました。とても当時18歳とは思えない貫禄のステージです。英語の発音もきれっきれです・・リズムじゃなくてゥリドゥンム  (≧▽≦) 

弘田さんはこの「恋のクンビア」を2006年に「恋のクンビア21」というタイトルでセルフカバーしています。こちらは今風のダンスミュージックみたいな感じになってます。好き好きではありますけれども、よせと言われたって懐古趣味がとまらない私は個人的にオリジナルの方に一票です。

曲のデータ

恋のクンビア
リリース:1965(昭和40)年
歌:弘田三枝子
作詞:三浦康照
作曲:和田香苗
編曲:河村利夫

恋のクンビア <CUMBIA OF LOVE>

恋のクンビア

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