モータープール/THE BOOM

THE BOOMの1994年のアルバム「極東サンバ」に収録されている、ラテンジャズ風のムーディーな曲です。 


極東サンバ
 THE BOOM

   誰?


ホテルのラウンジとかでバンドが演奏してそうな、まさにこんなマイクが似合いそうな曲です。(このマイク、ガイコツマイクっていうなまえだったのね・・・)

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photo:NikolayFrolochkin@Pixabay

だいぶ前に見たきりで記憶が薄れていますが、実際この曲のPVでもクラシカルなジャズバンド風の雰囲気を演出していたような気がします。

ラテンのリズムは奥深くて素人のわたしなぞにはとても解釈が難しいのですが、ルンバとかそのへんのキューバ系の音楽をイメージしている曲のように思います。
この曲を聴くと「Amado Mio」という曲を思い出します。社交ダンスでルンバを踊るときなんかにも使われる有名な曲らしいです。(ノスタルジックでカッコいいです)
ピンク・マルティーニ(Pink Martini)版の「Amado Mio」@YouTube


さてさて詞の世界はといいますと、かつての恋人同士の禁断の恋を思い起こさせるもので、ラテンの濃密な曲のムードにぴったしの内容。
お互いすでに別な相手がいる身でありながら、やけぼっくいに火がつき、背徳感を抱きながらも一気に道ならぬ恋に突き進んでゆく・・・そんな一組の男女の姿が浮かんできます。

かつての恋を再燃させようとする男女を表現するのに、私なんぞは「やけぼっくいに火がつく」という「まつぼっくりがあったとさ」みたいな、およそすっとぼけた語感のフレーズしか思いつきませんが、そこはさすが、THE BOOMリードボーカルにして名うてのソングライターである宮沢和史氏です。

今はそれぞれの道 手にした愛に 包まれてても
誰も見ていない海に 小舟浮かべて 嵐を待ってる

出典:作詞者/宮沢和史「モータープール」

なんたる色気。詩人です。

僕こそが私こそがこの歌の主人公だと、聴く者を華麗に勘違いさせるだけの力を大いに秘めてる気がします(なんちゃって)。

マネしちゃいけないおとなの恋歌とでも言っておきましょうっと。

 作品データ 

モータープール
リリース:1994(平成6)年
歌:THE BOOM
収録アルバム「極東サンバ」
作詞・作曲:宮沢和史

モータープール

モータープール

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