喜望峰/寺尾聰

恋人を置いて一人あてどのない旅に出る男性を描く歌です。

「行く先は聞いてくれるな」「男には道がある」「待っててくれとは言わない」とこれが男の生き様だとばかりにびしばしと「俺のダンディズム」を放出させています。

そのくせ「独りより二人でいるときの孤独のほうが辛い」「たぶん離れれば恋しくなる」と、おセンチでわがままなさびしんぼうの一面ものぞかせます。
まったく男でも女でも人間とはめんどくさい生き物です。


Reflections
 寺尾聰
 リリース:1981年
喜望峰」収録アルバム
 
ルビーの指輪」も入っているよ

 


さて、「行先は世界地図にピンを投げて決めるさ」と、どこまでも鷹揚で男気あふれるスナフキン(いや所ジョージかもしれない)みたいな主人公の男性ですが、どうやら最終目的地だけは南アフリカの「喜望峰」と定めているようです。


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photo:Sharon Ang@Pixabay
やっぱり旅人憧れの聖地なのかしらね

なにせタイトルがタイトルだけに、スケール感あふれるドラマティックな曲を想像していましたが、いざ聴いてみるとレゲエタッチの軽妙な曲です。いささか肩透かしをくらった感は否めませんが、寺尾聰の飄々とした歌声にはこれぐらいのテイストの方がよく似合うのかもしれません。

 

 作品データ 

喜望峰
リリース:1981(昭和56)年
歌:寺尾聰
収録アルバム「Reflections」
作詞:松本隆
作曲:寺尾聰
編曲:井上鑑

喜望峰

喜望峰

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