スキタイの歌/谷村新司

シンジ・タニムラがなんだかすごいタイトルの曲歌ってました。

その名も「スキタイの歌」


スキタイの歌
 谷村新司
 収録アルバム「今 伝えたい
 Release:2011



 


2011年リリースの「今 伝えたい」というアルバムに収録されている曲のようですが、それにしても「スキタイ」なんて言葉、しばらくぶりに聞きました。高校生の頃の世界史の授業以来な気がします。もはやその言葉の意味さえほぼ忘れかけてましたが、ひさびさ調べてみますと

「スキタイ」=世界最古の遊牧騎馬民族

とのこと。あーそういえばなんかそんなんだった。何となく記憶が蘇ってきました・・・。


スキタイと匈奴 遊牧の文明
 林俊雄(著)
 
 スキタイとか匈奴とかヒッタイトとか必死に覚えた気が。

しかしなんでまた「スキタイ」などという、古の騎馬民族のことなんかを歌にしようとしたのかと思ったら、その理由を「アジアの大地に導かれて作った一曲」と語る、どこまでもダンディズムなシンジ・タニムラ。

さらに別なインタビューでは「スキタイ」や「サライ」などといった独特な歌詞の言葉選びは意識的なものか?という問いかけに対し、「意識的ではなくその時々に浮かんできたもの。とにかく好奇心が強くいろんなことを学びたい人なんで」と、その引き出しの多さが伝わってくるような回答をしています。さすがは●●本(自粛)5000冊のコレクターです(関係ないな)。

さて肝心の楽曲の方はといいますと、歌詞は「タリム」「ケルト」「ペルシャ」「ガリア」といった言葉がずらりと並ぶ、まるで世界史や地理の教科書でも見ているようなアカデミックな内容。最盛期にはその勢力をヨーロッパからアジアまで拡大していたというスキタイにふさわしく、ワールドワイドなスケール感のある詞世界になっています。

メロディーは、ぱっと聴きケルト音楽をベースにしているのかと思いきや、聴いていくうちにどこかフォルクローレっぽかったり、ジプシー音楽っぽくもあったり、はたまた北島のサブちゃんが歌いそうな民謡風のフレーズも出てくるなど、いろいろな音楽の要素が入り混じっているような印象です。この多彩な文化が交錯するような不思議な味わいのメロディーは、谷村氏ご本人の説明によると「ユーラシアのメロディー」なんだとか。

いずれにしても、見渡す限りの大草原を勇壮に駆け抜ける騎馬民族の姿が見えてきそうな、壮大な雰囲気が感じられる一曲です。残念ながら不勉強で私にはさっぱりわかりませんでしたが、歌詞の一部には日本の歴史を紐解いていけばわかる面白い秘密も隠されているようです。これはもうエキゾチックソングというよりむしろ世界史ソングとでもいったほうがいい曲かもしれません。

参考URL
谷村新司 スキタイの歌 歌詞 - 歌ネット
SONGS | 第178回 谷村新司
大人の歌ネット:インタビュー「谷村新司」 - 歌ネット
大人の歌ネット:インタビュー「谷村新司」 - 最新アルバム「今伝えたい」の新曲と歌詞について

 

  作品データ  

スキタイの歌
リリース:2011(平成23)年
歌:谷村新司
収録アルバム「今 伝えたい」
作詞・作曲:谷村新司
編曲:石坂慶彦

スキタイの歌

スキタイの歌

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