祥寺クィーン/髙橋真梨子


祥寺クィーン
 髙橋真梨子
 収録アルバム:Triad(トライアード)
 release:1984

Listen on YouTube

 

今回は髙橋真梨子さんの数あるオトナな曲の中から、選りすぐりの色っぽい一曲をご紹介します。
1984年リリースの「Triad」というアルバムに収録されている、歓楽街を舞台に男女の逢瀬の模様を描くつややかな一曲です。
夜の世界をたくましく生き抜く女性の姿を想起させるようなそこはかとない悲哀とやさぐれ感が漂う歌詞と、AOR路線のクールな都会的サウンドとのコンビネーションがたまらなく魅力的な、親の影響が多分にありますが、私にとっては小学生時分からのたいせつな愛聴曲・・・( ̄▽ ̄)「桃色吐息」よりも「for you…」よりも、私の中の髙橋真梨子のナンバーワン曲といえばこの「祥寺クィーン」なのです。もっともそのころは歌詞の意味などほとんどわからず、ただただ夜の都会を思わせるような曲のかっこよさに魅かれていただけだったのですが。

f:id:didoodah:20211120155208j:plain
Image source : フリー写真素材ぱくたそ

さて、せっかくなのでこの曲のタイトルのことにも触れておこうと思うのですが、この「祥寺クィーン」の”祥寺(じょーじ)”って、もしかして東京の吉祥寺のこと・・・?と前から思ってるのですが、果たして本当のところはどうなんでしょう・・・?
以前、数年間吉祥寺に暮らしたことがあるのですが、当時住んでいた家からそう遠くないところに、もしかしたら「祥寺クィーン」の舞台はここかもしれないという感じのプチディープなエリアがあって、こぎれいなイメージの吉祥寺にはめずらしく雑多な景色が続く場所だったので、ときおり観光気分でぷらぷらと散歩を楽しんだりしておりました。当時聞いた話によると、そこはかつては怪しげな店がもっとたくさんあって、地元の人にとってはかなり近寄りがたい場所だったらしいのですが、地域住民の方々が熱心に街の浄化運動に取り組んだことで、しだいに環境が改善。私が住んでいたころは多少まだそちら系統のお店もちらほら残っていたような気もしますが、歩いていてもそこまでコワい場所という感覚はなかったので、もうだいぶ街がきれいになったあとだったのだろうと思います。今はどうなっているかと思い、この記事を書くにあたってひさびさにGoogleマップストリートビューで当時の散歩コースをたどってみたのですが、建物なんかもずいぶん建て替わってしまっていて、まるで知らない街のようになっていました。今となってはさすがにもう祥寺クィーンもいなそうです。さみしいなあ。

  作品データ  

祥寺クィーン
リリース:1984(昭和59)年
歌:髙橋真梨子
作詞:髙橋真梨子
作曲:松田良
編曲:佐藤博