La Maison
楠瀬誠志郎
収録アルバム:aisA
release:1988
ひところ流行ったジョージ・ウィンストンのピアノ曲を思わせる、叙情性にあふれたとても美しい曲です。
シンガーソングライター楠瀬誠志郎さんの楽曲で、1988年発表の「aisA」というアルバムに収録されています。
歌詞もまた文学的で、情景描写などにいたってはまるで静謐な風景画でも見ているように美しいのですが、よくよく読んでみると、実はその裏側には私たちの誰しもが抱え得るような、極々ありふれた日常的な悩みが隠されているかのような内容です。フランス語で”家”とか”家庭”を意味する"maison"という言葉がタイトルになっているだけに、これはひょっとして家族関係の難しさを歌った曲なのかなと、拙い読解力で勝手に解釈してみたりもしております。
La Maison / 楠瀬 誠志郎 の歌詞 (61366) - プチリリ
ちなみに作詞を手がけている小泉亮なるお方は、尾崎豊を見出したことなどで知られる、敏腕音楽プロデューサーの須藤晃氏と同一人物(ペンネーム)とのこと。
詩のように美しい曲をぜひどうぞ。
作品データ
La Maison
リリース:1988(昭和63)年
歌:楠瀬誠志郎
作詞:小泉亮
作曲:楠瀬誠志郎
編曲:井上鑑