演歌歌手尾形大作さんの1986年のヒット曲。
個人的に中国のご当地ソングといったら、真っ先に思い浮かぶ曲です。1980年代以降にお生まれになった方はともかくとして、当時まだ子供だったという方でも案外そういう方は多いのではないでしょうか。
しかも自分から積極的に聴いていたわけではないのに、なぜか呪文のように頭に刷り込まれている歌です。それだけ当時頻繁にテレビやラジオで流れていたのか、はたまた、ただ単に詞とメロディーが覚えやすかったのか・・・。
この記事を書くにあたって試しに歌ってみたのですが、いまだ一番だけだったら空で歌えてしまった自分がコワいです。(年がばれるで賞)
でも改めて聴いてみるとやっぱり好悪は別としても、詞、メロディーとも耳なじみがよく、頭にインプットされやすい曲なのかもしれません。昔はこういう老若男女問わず誰もが簡単に覚えられて、気軽に口ずさめる歌がたくさんあったような気がします。
さて、 歌の内容ですが、
何があったのかはわかりませんが「俺のことは忘れてくれ」と、自分の気持ちにウソをつきつつ思い切って恋人を捨て、ひとり中国・無錫と旅立った男性が(1番)
無錫の運河で船に揺られているうちに「やっぱり別れるんじゃなかった~(後悔)」となり(2番)
こんどは山にのぼって、中国の壮大な景色を眺めているうちに気まで大きくなって「よし!一からやり直しだ!」と、恋人との復縁を決意するという(3番)
無錫旅情(尾形大作)-歌詞
よくよく歌詞をかみしめてみたら、ずいぶんと都合のいい男性の歌でした(笑)
果たしてそう簡単に問屋が卸してくれますでしょうか・・・。
女をなめるんじゃないよ( ̄▽ ̄)
と、思い切って啖呵を切ってみたところで、今回はこのへんで失礼します。(中山大三郎先生に謝ります)
追記
尾形大作さん、いつのまにかとんと見かけなくなったと思ったら今はモトクロス・レーサーになってんのね・・・
紅白出場の元アイドル演歌歌手・尾形大作、モトクロスレーサーになっていた : スポーツ報知
作品データ
無錫旅情
リリース:1986(昭和61)年
歌:尾形大作
収録アルバム「心風流にして中国(チャイナ)」他
作詞・作曲:中山大三郎
編曲:斎藤恒夫