砂の岬 Ponta de Areia/THE BOOM


砂の岬 Ponta de Areia
 THE BOOM
 17thシングル「手紙」c/w曲
 収録アルバム: TROPICALISM - 0゜
 release: 1995
   

THE BOOMの1995年の楽曲。
ブラジルの超有名ミュージシャン、ミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)の同名曲(Ponta de Areia[1975])をカバーしています。

初めてこの「砂の岬」が、ブラジルの曲のカバーだと知ったときはちょっとした驚きでした。メロディーラインが日本の童謡や唱歌の雰囲気と、とてもよく似ていたからです。


Ponta De Areia

曲のタイトルの「ポンタ・ヂ・アレイア(Ponta de Areia)」は、ブラジル・バイーア州南部の都市カラベラスにあった駅の名前のようです。かつてこのポンタ・ヂ・アレイア駅を起終点に、大西洋沿いのバイーアと内陸の町ミナス(ミナス・ジェライス州)とを結ぶEstrada de Ferro Bahia e Minas(EFBM)という鉄道が走っていたらしく、ミルトン・ナシメントの原曲は、この鉄道のことをテーマにしているようです。
残念ながらEFBMは、1960年代に廃線となったようですが、ミルトン・ナシメントの「Ponta de Areia」は、まだこの鉄道が現役だった頃を遠く懐かしむような内容になっています。

THE BOOMによるカバーは、この原曲の世界観を壊さないようにしながら、その昔、労働力の担い手としてアフリカからブラジルにやってきた人々の物語と、かつて沖縄から夢と希望を胸にブラジルへと渡っていった日本人たちの物語とを重ね合わせて再構築されているようです。サウンド面では沖縄音楽の要素やインドネシアの楽器が取り入れられるなど、アジア色の濃い仕上がりになっています。

先人たちの息づかいが聞こえてくるような、ノスタルジックでとても美しい曲です。

<参考URL>
・Estrada de Ferro Bahia e Minas – Wikipédia, a enciclopédia livre
・Ponta de Areia – Wikipédia, a enciclopédia livre
・Ponta da Areia -- Estações Ferroviárias do Estado da Bahia
・Bahia-Minas: EM refaz o trajeto da linha férrea que levou desenvolvimento aos dois estados - Economia - Estado de Minas

 

  作品データ  

砂の岬 Ponta de Areia
リリース:1995(平成7)年
歌:THE BOOM
作詞・作曲:MILTON NASCIMENTO, FERNANDO BRANT
日本語詞:国安真奈・宮沢和史
編曲:THE BOOM

砂の岬 Ponta de Areia

砂の岬 Ponta de Areia

  • provided courtesy of iTunes