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Almaz(スウィート・ラヴ)/ランディ・クロフォード

Almaz


Almaz
 Randy Crawford
 release:1986 
 

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アメリカのジャズ、R&Bのシンガー、ランディ・クロフォードの楽曲。
思わず涙腺を刺激されてしまうような、たいへん美しいピアノ・バラードの曲で、原題は「Almaz」ですが、日本では「スウィート・ラヴ」という邦題がつけられています。
もともとは1986年にアルバム「Abstract Emotions」の一収録曲としてリリースされ、その後シングルカットされて主にイギリス界隈で大きなヒットを見た曲だったようですが、日本では1991年放送のドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌に起用されたことで一躍有名になりました。

もう誰も愛さない BOX [DVD]


もう誰も愛さない
 1991 フジテレビ系ドラマ
 出演 吉田栄作 山口智子

 伝説のドロドロ系ジェットコースタードラマ
 物語終盤では伊藤かずえ様が大変なことに(汗)

 

作詞作曲は、ランディ・クロフォード自身によるもの。
Almaz(アルマズ)というのは女性の名前で、歌詞はこのAlmazという女性のことを、だれか第三者がそっと陰から見守っているような内容になっています。

米国の一部音楽サイトの情報によりますと、この曲はかつてランディ・クロフォードの隣家に引っ越してきた実在のエリトリア難民の夫婦がモデルになっている曲だそうで、彼らとご近所付き合いをしていたランディ・クロフォードが、その隣人のエリトリア人男性から、妻のことを曲にしてほしいと頼まれたことがこの曲が誕生するきっかけだったようです。そしてその男性の妻の名前こそが「Almaz」だったようです。
彼らはとても仲睦まじく、傍から見てもとても幸せそうな家族だったようですが、難民ゆえになかなか難しい事情があったのか、結局、完成した曲を耳にすることなく、再びどこかへ引っ越していってしまったんだとか・・・。言葉はシンプルながらも、一見少し難解で哲学的な歌詞に感じてましたが、このようなエピソードに触れてから改めてこの曲を聴いてみると「なるほどそういう背景があったのか」と、何か胸に迫ってくるものを感じます。
この曲のエピソードについては、詳しくは下記サイトに書かれています。

www.songfacts.com

内容は、2008年の英紙デイリー・テレグラフにおけるランディ・クロフォードのインタビュー記事を要約したもののようです。
※下記サイトがその英紙上のオリジナル記事のようですが、購読は有料となるもよう。
→ Randy Crawford's journey from Street Life to sweet life(The Daily Telegraphのサイト)

ちなみに「Almaz」とは、アラビア語やロシア語で「ダイヤモンド」を意味する言葉とのことです。

まさに宝石のごとき、珠玉の名曲をぜひどうぞ。
 

  作品データ  

Almaz(邦題「スウィート・ラヴ」)
リリース:1986年
歌:Randy Crawford
作詞・作曲:Randy Crawford

Almaz

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  • ポップ
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  • provided courtesy of iTunes