さよならは夜明けの夢に
ムーンライダーズ
収録アルバム:イスタンブール・マンボ
release: 1977
家出がテーマになっている歌です。
何らかの決意を胸に、書き置きだけを残して夜更けにそっと家を出て行く少女と、娘がいなくなってしまったことに気づいて途方に暮れる両親(パパとママ)の、親子両方の姿が描かれます。幸せそうな家族にいったい何があったのでしょう。でもパパとママはなんとなくこの日が来ることを覚悟していたような感じも伝わってきます。
”レモネードにパイの朝”とか、”パパのジンの匂いを忘れたのかい”とか、おそらく曲の舞台は日本ではないのでしょう・・・。まるで外国の短編小説でも読んでるみたいなしゃれた歌詞がステキです。
ムーンライダーズ さよならは夜明けの夢に 歌詞 - 歌ネット
1981年には、杏里がアルバム「哀しみの孔雀」の中でカバー。
透明感のある歌声がよりリアルな臨場感を伴って迫ってくる、こちらも文句なしの名唱に思います。
さよならは夜明けの夢に
杏里
収録アルバム:哀しみの孔雀
release:1981
まだ街が寝静まっている頃のしんと冷えきった空気の感じが伝わってくるような、さびしいけれどとても美しい曲です。
作品データ
さよならは夜明けの夢に
リリース:1977(昭和52)年
歌:ムーンライダーズ
作詞:鈴木博文
作曲:岡田徹
編曲:ムーンライダーズ