当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

美貌の都/郷ひろみ


美貌の都
 郷ひろみ
 release:1983
 

 

郷ひろみの1983年の楽曲。「哀しみの黒い瞳」に次ぐ、45枚目のシングル曲です。
「哀愁のカサブランカ」あたりから始まったヨーロピアン路線の曲を歌っていた頃の佳曲で、タンゴだとかパリ・ミュゼットだとかの曲調を思わす、ちょっぴり退廃的な風情が魅力の一曲です。バックのミステリアスな女性コーラスが妖しくて好きです。

作曲陣にはビックネームばかりが名を連ねていまして、作詞=中島みゆき、作曲=筒美京平、編曲=坂本龍一筒美京平と、超豪華布陣です。
特に中島みゆきさんによる歌詞はなかなか奥深い感じで、あくまで類推の域を出ませんけれども、本音や本心を心の奥底に隠して、虚勢を張ったままでいないと何かと生きづらい現代社会に対する悲哀やおかしみみたいなものを歌ったものなのかなと勝手に思ったりしています。


御色直し
中島みゆき
1985年リリースのアルバム
「美貌の都」をセルフカバー。

 

さて、この「美貌の都」は、1983年リリースの「比呂魅卿の犯罪」というアルバムにも収録されていまして、アルバム・バージョンのほうはアレンジ違いで、テクノタッチのクールなレゲエ風です。郷ひろみのオリジナルアルバム群については、未CD化などの理由でなかなか入手困難なものが多いなか、この「比呂魅卿の犯罪」だけは、2005年の初CD化後、現在(2020年)でも新譜が売られており、比較的入手がしやすい状況です。CD化を機にボーナストラックとして「美貌の都」シングル・バージョンも収録されているので、一度で二度おいしい仕様です。


比呂魅卿の犯罪
郷ひろみ
release:1983
「美貌の都」収録
坂本龍一サウンドプロデュースの名盤!

 

 

  作品データ  

美貌の都
リリース:1983(昭和58)年
歌:郷ひろみ
作詞:中島みゆき
作曲:筒美京平
編曲:坂本龍一筒美京平

比呂魅卿の犯罪

比呂魅卿の犯罪

  • アーティスト:郷ひろみ
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD