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アルファマの娘/久保田早紀

「アルファマの娘」は、久保田早紀の1980年の楽曲。
同年リリースの「サウダーデ」というアルバムに収録されている、ポルトガルの首都リスボンを舞台にした曲です。


アルファマの娘
 久保田早紀
 収録アルバム「サウダーデ
 release:1980
 
 ポルトガル&東京録音の名盤!

 

さて、リスボンといえば歴史的にもたいへん有名な港町ですが、歌の世界で「港町」につきものなのが「待つ女」。この曲にももれなくとてもいじらしい「待つ女」が登場します。親の忠告を聞かずに船乗りに恋をした主人公のアルファマに暮らす娘は、一年前に手紙を寄こしたきり、ぱったりと消息が途絶えてしまった彼の戻りを今か今かと港で待ち続けます。この街ではよくあることだとわかっていても、他の誰かを好きになってみてもやっぱり初めての恋人だった彼のことがどうしても忘れられないのです。

久保田早紀 アルファマの娘 歌詞 - 歌ネット

アルファマはイスラム統治時代の面影を今に残す、リスボンのなかでも最も古い街。ポルトガルの民謡であるファドの発祥の地としても知られ、下町情緒あふれるノスタルジックな通りには「カーサ・ド・ファド(Casa de Fado)」とよばれるファドのお店が軒を連ねているのだとか。
この「アルファマの娘」もファドがモチーフになっている、美しくそしてとても悲しい歌です。本場のファドの演奏家たちによる、ため息もののバック演奏(ギター四重奏)も聞きどころの一つです。

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Alfama, Lisbon / photo:Adam Hill @Pixabay

オレンジ屋根のカラフルな家々、陽光きらめく真っ青な海。
それなのにどこか寂し気な感じがするのは、ひょっとしてこの街を吹き抜けるサウダーデ(Saudade)のせいでしょうか・・・。


  作品データ  

アルファマの娘
リリース:1980(昭和55)年
歌:久保田早紀
収録アルバム「サウダーデ」
作詞・作曲:久保田早紀
編曲:萩田光雄

アルファマの娘

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