当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ/鹿取洋子


ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
 鹿取洋子
 release:1980

どうしても”ゴーイング”と言うてまう
 

 


昔々、友人と二人冷やかしで入った中古レコード店で、鹿取洋子の「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」のレコ―ドが衝撃のプレミア価格で売られているのを見つけ驚いたことがあった。他の多くの中古盤が百円、二百円の低価格でたたき売られている中、なぜか鹿取洋子のレコードだけがとびぬけて高かった。定価の数倍の値がついていたと思う。

友人と「なんで?」「そんなレアだったか?」という話になったが、この歌が流行った1980年といえば、友人も私もいろんなことを記憶しておくにはまだちょっと幼すぎる年頃だった。なので松田聖子やトシちゃんといったスーパーアイドルのことは鮮明に覚えていても、おそらく中堅どころだった鹿取洋子となるといまいちよく記憶に残っていない。

しかしこの中古レコード店での一件をきっかけに、鹿取洋子は私達の中でたちまち注目度No1的な存在となり、それからというものどちらからともなく鹿取洋子ウォッチング?にいそしむようになったのだが、そもそもウォッチングといっても、当時の鹿取洋子さまのメディアへの露出度は隠れキャラ並みに低く、たまに単発もののサスペンスドラマに3,4番手あたりの脇役で出ているのを見かけたりする程度だった。それでも可能な限り「鹿取洋子激レア扱いの謎」にせまろうと懲りずに細々と洋子ウォッチング(当時は改名してて「容子」だったかも)を続けた私達だったが、なにしろ当時は今ほどネットも発達していなかった時代。素人レベルであれこれ情報を収集するのはなかなか難しく、それでも粘ってるうちに「鹿取洋子、梅干しの通販やってるらしい」という珍情報にたどり着いたりもしたが、それ以上の収穫を得ることはできなかった。

結局最後は、友人が「鹿取洋子おめでた婚」というスポーツ紙の片隅に載った小さな記事をどこからともなく見つけてきて、それを機に私達の長きにわたる鹿取洋子だらだらウォッチングもなんとなく終焉を迎えることになったのだけど、なぜに「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」の中古盤があのときあんな高値で売られていたのかはいまだわからずじまいです。(しかも現在はそれほど高くもないという・・・)

ところで「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」が、元々外国の曲なのは有名な話ですが、この曲って鹿取洋子とほぼ同時期にレイジーもカバーしていたんだなあ・・・。
むしろ今じゃこちらの方が激レアのようですが。

 


LAZY V
 レイジー
Goin' Back To China」収録
 release:1980
 鹿取洋子がディスコなら、こちらは骨太ロック!

 

 

  作品データ  

ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
原曲「Goin' Back to China」(Diesel)
リリース:1980(昭和55)年
歌:鹿取洋子
作詞:Pim Koopman(日本語詞:岡田 冨美子)
作曲:Pim Koopman
編曲:井上鑑

ゴールデン☆ベスト 鹿取洋子

ゴールデン☆ベスト 鹿取洋子

  • アーティスト:鹿取洋子
  • 発売日: 2011/05/18
  • メディア: CD