
オリーブの首飾り
石井明美
TBS系「日立 世界・ふしぎ発見!」
テーマソング
release:1989
「CHA-CHA-CHA」の大ヒットで一世を風靡した石井明美の1989年のシングル曲。
タイトルそのままに、ポール・モーリアの「オリーブの首飾り」に日本語の歌詞をつけてカバーした曲です。

オリーブの首飾り
Paul Mauriat
release:1975
そもそも、ポール・モーリアの「オリーブの首飾り」自体も、他曲のカバーなんですけれどもね…。
今回はそのへんについてはさて置くことにします。
(いちおう、下(↓)に、原曲の情報だけ)
El Bimbo(邦題:嘆きのビンボー)
Bimbo Jet(フランスのディスコグループ)
アルバム El Bimbo (Remasterisé en 2013)より
release:1974
さて、石井明美版「オリーブの首飾り」ですが、曲のテーマは”女性の異国ひとり旅”
まるで映画でも見ているようなドラマティックな日本語詞は、訳詞の名手・なかにし礼先生が手がけられ、「異邦人」や「飛んでイスタンブール」といった往年の名曲の系譜を踏むような、王道系の異国情緒歌謡に仕上がっています。
女性のひとり旅を題材にした歌というと、とかく、恋に破れた女性の悲しい傷心旅行を描いたものが多いイメージですが、この歌に登場するのは、新しい自分に出会いたいと、自らスパっと恋を切り捨て、遠くギリシャへ「自分探しの旅」に出かけてしまうという、バブル期の歌にふさわしい、精神的にも、おそらく経済的にも自立している、実にさっぱりとした強い女性です。
地中海の青さを見つめていたら、見切りをつけたはずの恋を思い出し、思わず涙があふれてきた…なんてことはありません。
”オリーブを つないだ 首飾りを ギリシャの 石畳の沿いの 店で 見つけたいの~”
と、バブルの女は、センチメンタルよりも、お買いものです( ̄▽ ̄)
石井明美さんの伸びやかなボーカルがすばらしいです。

Mýkonos, Greece photo byJohnny Africa@Unsplash
ところで、「オリーブの首飾り」って、言葉の響きはロマンティックですが、実際あったら、腐るんじゃないかとかいろいろ心配です笑。
ちなみに自分は、オリーブはつないで首飾りにするよりも、お皿に並べてむしゃむしゃ食べたい派です(お酒のおつまみに最高!)
作品データ
オリーブの首飾り
リリース:1989(平成元)年
歌:石井明美
作詞:なかにし礼
作曲:C. Morgan
編曲:新川博

