カイロから来た男
髙橋真梨子
収録アルバム:Sweet Journey
release:1991
髙橋真梨子さまの1991年の楽曲。
異国の旅がテーマになった「Sweet Journey」というアルバムに収録されている曲で、イタリアのローマを舞台に、見知らぬ旅行者同士の男女の刹那的な交流を描く内容です。
傷心旅行中と思しき女性とカイロからの旅行者らしい男性との、ふとした出会いからお互いに名も告げずに別れるまでが、渇いたタッチでさらりと描かれていきます。 エキゾチックでミステリアス。まるで映画のワンシーンのように情景が浮かんでくる曲です。
「カイロ」にちなんでか、イントロがちょっぴり中近東風のアレンジになってます。
photo by David Bruggink on Unsplash (View of the foro romano from Capitoline museums)
新型コロナのパンデミックが始まってもう丸2年。加えて海の向こうではまさかの大きな戦争までが始まってしまい、世界はますます混沌としてきました。長引く非常事態で世間の物事に対する価値観も大きく変わり、もう以前と全く何もかもが同じ日常が戻ってくることはないのかもしれないと個人的には感じてもいますが、それでも一日も早く穏やかな普通の日々が戻ってくることを願わずにはいられません。
作品データ
カイロから来た男
リリース:1991(平成3)年
歌:髙橋真梨子
作詞・作曲:岡本 朗
編曲:林 有三