Fatiguée d'attendre(愛の終焉に)/パトリシア・カース

今回はフランス生まれの悲しいメロディーの曲をご紹介したいと思います。

フランスのシンガー、パトリシア・カース(Patricia Kaas)の「Fatiguée d'attendre」という曲です。

「愛の終焉に」という邦題がつけられていますが、もともとの曲名の意味は「待ちくたびれて」。一方通行の恋愛に疲れ果てた女性が「私から離れていくばかりのあなたの気持ちを繋ぎ止めようとあれこれ努力もしてきたけれどもう疲れてしまった・・・。あきらめます」と、まだまだ未練たっぷりに悲壮な覚悟で恋人との別れを決意しているさまがうかがえる、非常に暗く重たい内容の歌です。

詞の世界に呼応するように、曲の方も終始ピアノが主体の暗く物憂げなメロディーに彩られるのが特徴で、特に、雷鳴とどしゃぶりの雨音から始まる美しいイントロ部分はとても印象的です。まるで一枚のモノクロームの写真を思わせるような、ダークでクラシカルなヨーロッパ特有の翳の魅力を放つ一曲に思います。

この曲は、パトリシア・カースの1993年のアルバム「Je te dis vous」(邦題:永遠に愛する人へ)に収録されています。

 

 作品データ 

Fatiguée d'attendre(邦題:愛の終焉に)
リリース:1993年
歌:Patricia Kaas
収録アルバム「Je te dis vous」
作詞:Joëlle Kopf
作曲:Michel Amsellem

Fatiguée d'attendre

Fatiguée d'attendre

  • パトリシア・カース
  • フレンチポップ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes