昭和のおしどり夫婦デュオの代表格といえば「ヒデとロザンナ」。
ヒデとロザンナ
アルバム「ゴールデン★ベスト」より
しかしドンピシャ世代ではない私は「ヒデとロザンナ」といえば、歌っている姿よりどちらかというと、夫婦でバラエティー番組の司会をしてたり、ヒデはたまにドラマや映画に出てたりと、役者やタレント活動していた姿の方が強く印象に残っており・・・
ぼくらの七日間戦争
1988年の日本映画。宮沢りえ女優デビュー作。
在りし日のヒデの姿が拝める貴重な作品
そんな感じですからヒデとロザンナの曲で知っている曲といえば、有名な「愛の奇跡」ぐらいのものだったので、まさかボサノバなんかも歌っていたとは、長いこと全く知らずにおりました。
しかもこれがまたおしゃれなボサノバなんだわ。
真夜中のボサ・ノバ
ヒデとロザンナ
シングル「ローマの奇跡」B面曲
release:1969
「真夜中のボサノバ」は、1969年にリリースされたヒデとロザンナの3枚目のシングル「ローマの奇跡」のB面曲。同年リリースのアルバム「イタリーの休日」にも収録されています。夜中に一人恋人のことを想いながらブルーな気分に浸る、なんとなく恋の倦怠期に悩んでいるっぽい感じの女性の姿を描く曲です。
イタリーの休日
ヒデとロザンナ
release:1969
「真夜中のボサ・ノバ」収録
ユキとヒデ=「ヒデとロザンナ」結成前にヒデが参加していたボサノバ・デュオ。1967年、日本で初とされる本格的ボサノバ歌謡「白い波」を歌った。
2011年には米国のジャズ・アンサンブル、ピンク・マルティーニ(Pink Martini)が由紀さおりとコラボして、この「真夜中のボサ・ノバ(Midnight Bossa Nova)」をカバー。同曲が収録された、由紀さおり&ピンク・マルティーニのアルバム「1969」は、欧米を中心に大ヒットし、今や世界数十か国でリリースされてるのだそうです。何を隠そう私もこのカバーバージョンでもって初めて「真夜中のボサ・ノバ」という曲の存在を知りました。こんな素敵な曲が40年以上も前に日本で生まれていたとは。
時代も国も選ばない、珠玉の名曲をぜひどうぞ。
作品データ
真夜中のボサ・ノバ
リリース:1969(昭和44)年
歌:ヒデとロザンナ
作詞:橋本淳
作曲・編曲:筒美京平