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サンバ・ソレイユ/大橋純子

大橋純子さんの1982年の楽曲。


サンバ・ソレイユ
 大橋純子
 release:1982
 アルバム「Junko Ohashi Singles」より

 

躍動感あふれるリズムと哀愁味を帯びたメロディーラインが魅力的なサンバ風歌謡曲です。歌詞に「コルコヴァド」や「カーニバル」といったワードが出てきますので、歌の舞台はおそらくサンバの本場、リオデジャネイロでしょう。情熱と官能の大人のラブソングといった趣きの曲です。

さて、この「サンバ・ソレイユ」は大橋純子さんの大ヒット曲「シルエット・ロマンス」に次ぐシングルとしてリリースされた曲ですが、実は「シルエット~」のヒットを受け、作曲者の来生たかおさんは次作も楽曲提供の依頼が来るかもしれないと、大橋純子さんのためにある曲を書いてスタンバっていたんだそう。しかし大橋さんは次は別な作家陣が作ったこの「サンバ・ソレイユ」を歌うことになり、来生さんが準備していた曲はお蔵入りに・・・が、あるタイミングで別なアーティスト関係者に掘り起こされることになり、めぐりめぐって曲は中森明菜さんに提供されることに。まだ歌詞のついていなかったその楽曲は、来生えつこさんが当時まだ10代だった中森明菜さんにふさわしい詞をつけ、世に届けられることになった・・・。それがあの「セカンド・ラブ」なんだそうです。もし大橋純子さんが歌うことになっていたとしたら、どんな歌になっていたんでしょう。名曲の裏に名エピソードありといったところかもしれません。

・・・と、話が少しそれてしまいましたが、前作の「シルエット・ロマンス」に比べると、かなり隠れキャラ的な存在のこの「サンバ・ソレイユ」ですが、長く聴いていきたい曲こそ、得てして目立たぬところにそっとあるような気がしなくもありません。
大橋純子さんの圧巻の声量とずば抜けた歌唱力が光る一曲をぜひどうぞ。

 作品データ 

サンバ・ソレイユ
リリース:1982(昭和57)年
歌:大橋純子
作詞:三浦徳子
作曲:佐藤健
編曲:船山基紀

サンバ・ソレイユ

サンバ・ソレイユ

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