杏里の1985年のアルバム「WAVE」の中の一曲です。
WAVE
杏里
Release 1985
海外にいる恋人への想いを綴った、遠距離恋愛がテーマのシンプルで美しいバラードです。
杏里本人が作詞作曲しています。
その昔、スキー番組のエンディングテーマに使われていました。
さて、この歌には「Bloomsburgh(ブルームスバーグ)」という地名が登場します。
主人公の女性と遠く離れて暮らす恋人が、このBloomsburghという町に住んでいるという設定です。
あまり聞いたことがない町の名前なうえに、響きがまるで作られたように美しいので、てっきり架空の町かと思ってたのですが、Bloomsburgというスペルがわずかに違うだけ(米国式と英国式の違い?)のよく似た都市がアメリカのペンシルベニア州に実在してました。
Welcome to the Town of Bloomsburg, Pennsylvania
人口約1万5千人ほどの小さな町のようですが、大学都市として有名な町のようです。
このアメリカのブルームスバーグ、冬はかなり冷え込むようで、その点も「Bloomsburghは寒い町」という歌詞とも合いますし、いよいよこの町を舞台にした曲であるように思えてきたのですが、だとしたら今から30年以上も前に杏里はどうしてこんなレアな町のことを知ってたんだろう?さすがだなー。
小学生の頃のあこがれでございました。
この「OVERSEA CALL」は何度かセルフカバーされてまして、前述のアルバムの他、1987年発表の「meditation」、1994年発表の「16th Summer Breeze」にも収録されています。3曲ともアレンジが異なり、経年によって歌い方も微妙に変化してますのでそれぞれ違った味わいが楽しめます。お好みでぜひどうぞ。
※ほんとうにアメリカのBloomsburgを舞台にした曲がどうかは定かではありませんが、強引に「アメリカンな曲」と「ご当地ソング(海外)」にカテゴりました。どうかおゆるしください。
作品データ
OVERSEA CALL
リリース:1985(昭和60)年
歌:杏里
収録アルバム「WAVE」他
作詞・作曲:杏里
編曲:小倉泰治